企業・店舗のホームページにはアクセスカウンターは付けない
ホームページを作成する際にアクセスカウンターを付けた方が良いのでしょうか。特に中小企業やSOHOのホームページではアクセスカウンターを設置しているホームページも多いと思います。しかし実際のところはどちらの方が良いのか検証してみましょう。
閲覧者の視点から
仮に、あなたはネットサーフィンをしていて歯医者を探しているとします。どの歯医者がいいのかとホームページを見比べていて2つの歯医者に絞ることができました。Aはいかにも素人が作ったような見にくいデザインのホームページ。一方Bは明らかにプロが作ったであろう非常に見やすいクールなホームページです。
しかし、どちらにもアクセスカウンターが付けてあり、Aは50000アクセス、Bは1000アクセスです。
さて、あなたはどちらの歯医者を選びますか?
おそらく多くの人がAを選ぶのではないでしょうか。
Bはプロに依頼して作ったにもかかわらず、Aよりも運用期間が短いため、アクセスカウンターが回ってから間もないだけかもしれないのに、素人が作ったAのホームページに負けてしまいました。
日本という性質も関係しているのかもしれませんが、多くの人は「他の人の行動」を重んじる風潮があるようです。ですから、結果的に人は対外的な信用が高い(=アクセス数が多い)Aの歯医者を選ぶのです。
アクセスカウンターが付いていなかったら
もしも、Bにアクセスカウンターが付いていなかったらどうでしょう。Bにはどれだけの人がアクセスしているのかを知るすべは閲覧者にはありません。比べる対象がなくなる訳ですから、Aの50000アクセスという数字が多いのか少ないのかすら分からなくなります。結果的に比べる対象がアクセス数から見た目・デザイン・情報量などに推移するのです。
こうなれば、素人の作ったホームページはプロが作ったホームページには叶いませんから、結果的にBを選ぶ人が多くなるということです。
アクセスカウンターが有効な場合
仮に、100万アクセスぐらいあるホームページならばアクセスカウンターを付けると有効に働く場合があります。
このホームページはこれだけの人が見ているんだと思わせることができるからです。しかしながら、超一流企業のホームページはアクセス数が多いにも関わらず、アクセスカウンターを付けてはいません。
ホームページを運用するにあたって、アクセス数というのは大きな割合を占めます。アクセスカウンターがあれば、1日にどれくらいのアクセス数があるのか、1か月では?1年では?ということが容易に分かってしまいます。よって、同業他社などにそういった情報を見られるのがうまくない場合もあるのです。
カウンターを付けるな、アクセス解析をしろ
アクセスカウンターを付けずとも、内部でアクセス解析をしていればアクセス数だけでなく、閲覧者の嗜好など具体的な内容も分析できます。今からホームページをお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
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