個人事業主・独立開業　知識Z（ゼータ）

自営業者は原則として厚生年金等に加入できないため、老後にもらえる年金額が少なくなってしまいます。この「国民年金基金」は、自営業者など国民年金の第1号被保険者の老後の所得保障の役割を担うものです。

国民年金基金

売掛金と債権について

債権とは

債権とは、ある人（債権者）がある人（債務者）に対して特定の行為を請求できる権利です。

簡単に言えば、お金を貸したり、モノを貸したりした場合に、借りた人に対して、「○月○○日までに返してください」という請求をすることができる権利のことです。

売掛金とは

売掛金とは、得意先に商品やサービスを提供した場合に、後で代金を支払ってもらう「掛売り」をした場合の債権です。

中小零細企業ではもちろんのこと、大企業でさえ、売掛金の回収が滞り、資金繰りが厳しくなってしまい倒産してしまうことも多々あります。よって、売掛金の回収は、「より早く、やり安く、より確実に」行う必要があります。

開廃業等届出書は事業者にとって必須の届出書類

個人事業をはじめる場合は、いろいろな届出が必要になります。
一番はじめは「開廃業等届出書」という書類を届出る必要があります。開廃業等届出書は税務署への届出になります。これを出さないことには個人事業主として認められません。

また、開廃業等届出書は事業者全てに必要な唯一の書類です。間違えのないように確実に届出ましょう。
※開廃業等届出書以外の各種書類、それらは必要に応じて提出することが決められています。

各種届出の用紙は税務署の窓口で受け取るか、または国税庁ホームページからダウンロードもできます。

個人事業をはじめるための届出書一覧です。

• 個人事業の開廃業等届出書
• 所得税の青色申告承認申請書
• 青色事業専従者給与に関する届出書
• 給与支払事務所等の開設届出書
• 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
• 所得税の減価償却資産の償却方法の届出書
• 消費税課税事業者選択届出書

以上になります。
なお、個人事業の開廃業等届出書は事業者は必須の届出になります。すみやかに提出しましょう。その他の届出については、必要に応じて提出します。

事業ビジョンを描く

事業を成功させるためには、しっかりとしたビジョンを描いている必要があります。具体的な内容としては、

なぜその事業をはじめるのか

これは事業をはじめる動機とも言えます。
良い例：ずっと経営がしてみたかった。
悪い例：ただなんとなく

何をしたいのか？

これは事業の目的とも言えます。
良い例：お金儲けがしたい。自分の力で人を喜ばせてみたい。
悪い例：楽をしたい。

事業を経てどうなりたいのか？

これは事業をすること自体の目標とも言えます。
良い例：自分自身を成長させたい。自分自身を磨きたい。
悪い例：自分勝手をしたい。

事業を経てどんな人生を送りたいか？

これは、人生における事業の位置づけにあたります。
良い例：生涯現役でいたい。
悪い例：